最強トヨタの自己変革―新型車「マークX」プロジェクト (角川oneテーマ21)



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捨てられたヘリテージ

この本はそれまで「マーク2三兄弟(マーク2、チェイサー、クレスタ)」と言われていた車種を全て切り捨て、新たに「マークX」として仕切り直しさせたトヨタマン達のプロジェクトを言わば「プロジェクトX」風にまとめた本である。
かつて日本の自動車ディーラーがアメリカの多チャンネル制に右に倣えをして、中身が同じで皮の部分だけ違う兄弟車をどんどん生み出していった。その功罪を改めて見直して、クルマが売れなくなったと言われる現在、もう一度売れるクルマを作ろうという動きは評価しても良いだろう。
しかし、ただ単に名前だけ違ってあまり変わらない新型車を出すというのは如何なものだろう?この「マークX」にしても従来の「マーク2」から少し名前を変えただけであって今までに対する未練が残っており、中途半端な気もする。
また、日本ではイギリスの様な「ヘリテージ」を大切にするという習慣が足りない。「ヘリテージ」といっても単に古い物を残せば良いのでは無く、それをアップデート化させながらも、古い物の良いイメージを生かしてゆく事である。この例に当てはめると、日本車ではクラウンとスカイラインくらいであろうか?
ただ、この本自体にしても、マークXがデビューから二年を経てマイナーチェンジされた現在となっては「食べ頃」を過ぎてしまった。せっかくの新車を出してもすぐに忘れ去られてしまう。その流れをこの本も受けている。クルマに限らず飽き易いのが今の日本の現状なのである。本には悪気は無いのだが…。
自動車業界の歴史に懐かしさを覚えます

トヨペットのお店にも何気なく置いてありましたので,きっと提灯記事の本なんだろうなと思って読みましたが,予想外に面白く読めました.

第二章,第三章は,歴代のマークIIの話を中心に,どのような時代背景の下どんなクルマが作られてきたかという自動車業界の歴史の話ですが,「そう言えば,あの頃そんなクルマがあったね」と懐かしく読みました.

後半部分は,トヨタの自己変革の取り組みとしてマークXの開発にまつわる話が書かれています.歴史ある名前を変えるというのは非常に勇気のいることだと思いますが,マークXの場合,販売会社の方がマークIIという名前を捨てることに積極的だったという話は驚きでした.

クルマ好きの方には読み応えのある本ではないかと思います.

バッテン

BMW、アルファ、アウディー、メルツェデス、をうまく融合させたエクステリア。トヨタのお得意とするデザイン(とてもデザインとは言い難いが)だ。
インテリアもまたメルツェデスの模倣。安全装備は低レベル。
笑えるのはディフューザーとマフラー(あの中を覗くと普通の丸いマフラーが見える)だ。
この関係は特におもしろい。ディフューザーはあんなものでダウンフォースなど得られるべくもないが、空気の流れに影響を与えて燃費や静粛性に寄与するなどと本気で思わせられていたらトヨタの思惑どうりである。
またマフラーがあの位置にヘンテコな形で作られたのには理由がある。
後付けで社外のエアダム・スカート(FRとも)を付けられたら一巻の終りだからである。もちろん効果の全く無いディフューザーのためにだ。
だが、純正エアロパーツでフロント・エアダム・スカートがトヨタお得意の「アクセサリー」で準備されているのは、ディフューザーの意味を理解しているのか「笑い」を通り越して性質の悪いブラック・ジョークにもならない。セールストークでは「低くワイドに構えたフロントフェイスでスポーティさをアップ。」なのだと・・・
さすがはトヨタ!金を使わずに新車開発できる企業としては世界ナンバーワンである。
「バツはごMen」である。
驚いたことに案外面白かった

実はこの本 書店で購入していない。

某ディーラーに勤める知人から進呈された。

内容が内容だけにある種の人たちにとってはカタログ以上に購買欲をそそってくれるツールともなろう。
そしてそういうのもまたアリだと思う。

ただそうした先入観があったので(入手方法もそうだったし)
正直期待はしてなかった。



これが案に反して面白い。

単純にマークUという車の成り立ちも楽しめたし
超巨大メーカーの開発プロジェクトというものはどういうものなのかも。

ただいわゆる参考にするような本ではないと思った。

あくまでも趣味の範囲で楽しむものだと思う。
経済評論家の自動車本。

本題は後半から。
経済畑の人がクルマについて書くとこうなる、という好例。
クルマの寸法が15ミリ変わってどうなるのか、
加速性能が何秒でそれがなにに繋がるのか。
全て数字で対処する傾向がある。
クルマに詳しくない人の為には数字と共に
もっと図や絵があった方が良い。
販売台数を他メーカーと数字だけで
序列化してどれだけの読者がイメージが
沸くだろうか。
ただ経済畑の著者にしては工業分野を
よく取材した、という点は伺えます。



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