空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか (文春文庫)



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空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか (文春文庫)
空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか (文春文庫)

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事実は小説よりも奇なり。。。

物語系の本などはめったに読まないのですが、これはひさしぶりに読みふけることができた名作です。
日頃登山などまったく興味のない私がトリコになってしまいました、
凍死をしてしまうシーンの描写などは鳥肌が立ちました、また意外な結末に本当に経験談かよッとツッコミをいれたくなるほど?です。
作者の心象風景の表現が素晴らしくたしかにアクが強いですがしろうとにもわかりやすく解説を加えられており違った意味でも衝撃でした。

余談ですが先日富士山に登頂する際、これを読んでてよかったなと8合目くらいに思いました。w
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読後は素直に面白かったと言える。
ジャーナリストが書いただけあって、話の組み立てもうまく、怠さもない。

日常で聞くニュースの中で「遭難しました」「遭難死しました」という言葉に、登山をしない人間はいかほどの想像力が働くであろうか。これは、エベレスト登山における遭難をドキュメンタリータッチで紹介している。一人一人の生を考えさせられる。

この遭難に関しては、各関係者が各所でそれぞれのことを述べているが、おそらく誰の言っていることも本当なのだろう。極限の状況で瞳に映った事柄は、人それぞれで違うと思うとまた興味深い。
最後の言葉が心に響きます

私は登山の経験はなく、登山に関する本もほとんど読んだことはないが、本書のタイトルと、日本人女性も犠牲になったまれに見る惨事の記録、と言う点に惹かれて読んでみた。

本書は、過酷なエベレスト登山の実態が非常にリアルに生き生きと描かれている上に、各場面での心理描写もすばらしい。
山頂付近で遭難した主催者ロブ・ホールが、自宅にいる妻と衛星電話で話す場面、スチュアート・ハッチスンが遭難した難波康子さんを見つけた場面、遭難現場から自力で脱出してきたベック・ウェザーズを筆者がテントに残していく場面等々、死の淵をはさんで向かい合う人々が見事に描かれていて、何度読み返しても息が詰るような気がする。

また本書は、大きな事故や惨事は、いくつもの偶然や小さなミスが重なり合っておきることを、改めて考えさせられる本でもあった。

そして最後に、難波康子さんを第4キャンプからわずか300メートル、時間にして20分ほどの所に残してきた米国人ガイド、ベイドルマンの言葉が心に響く。その場面が、映画を見ているように浮かんでくる。何か、自分にも過去にこんな経験があったのでは、と考えさせられる。

念のために付け加えると、ベイドルマンは難波康子さんとは別のパーティで、最後のその行動により5人の命を助けているので、極限状態での責任は十分に果たしていると思うし、著者もそのように書いている。
読者を圧倒するノンフィクション

面白くて一日で読んでしまった。
淡々とした語り口ですが、それがこの大量遭難という悲劇を迫力ある形で伝えてくる。実際に現場にいた筆者にしかわかりえない、酸素の少ない場所での苦労。華やかに見える遠征隊の現実を見事に伝えている。
隊長ロブ・ホールと妻との最後の無線交信のシーンには特に圧倒された。
事実と真実は・・・

ジョン・クラカワーという作家の姿勢には疑問が残ります。ドキュメント物にありがちな、主観が先立ち事実の裏づけが取れていないという、疑わしさ。『デスゾーン』を先に読むと、この人の表現に虚飾が盛り込まれているのは確かだろうという、そんな判定に至ります。この人によって非難をされた側の言い分と、比較検証しましょう。



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